最近、虫に興味津々の息子。この週末もおじいちゃんの家に行っては「虫捕りする〜!」
おじいちゃん家の庭は芝生。よって夏のこの暑〜い昼間はそんなに虫には出くわしません。
それでも、運良くカマキリを見つけると大喜び。でも、ちょっと触るのはコワイらしい。
私はというと、人並み以上に、大大大大大・・・の虫嫌い。
足のモゾモゾとおなかのふくらみ加減がどうも生理的に受け付けない。
小さいときは、蝉も蝶も捕ったし、カマキリもクワガタもカブトムシもそれなりに飼った
けれど、いつの頃からか全くダメになってしまった。
そんな私がオーストラリアであった、かなり最悪な虫事件・・・。
当時、平屋の戸建に住んでいた私たち。日本と比べたらやはり広くて、最初は快適に
過ごしていました。
私たちが住んでいた、首都キャンベラは、少し雨の多い時期があります。
そんな普段より湿気の多い時期、その虫たちはどこからともなく家の中に侵入してきまし
た。
最初に気づいたのは、夜中でした。息子を寝かせた後、床に座ってテレビを見ていると
近くをなんだか黒いものがソロソロ・・・。
ビックリして飛び上がると、幅3ミリ、長さ3センチくらいの、黒くて、ムカデみたいに
足がびっちり生えた虫がソロソロ歩いています。すぐにパパを呼んで捕ってもらうと、捕る
ときにクルクルっと渦をまく。
とりあえず、捕ってもらって落ち着くと、しばらくしてまた近くをソロソロ・・・。
その日から、真夏のカンカン照りの乾燥した日々が始まるまでその虫たちとの格闘が
始まりました。日本にもいると思うのですが、名前が分からず、私が「ニョロ吉」と名づけ
たその虫は、ムカデのミニチュアのような姿をしていましたが、刺すこともなく、どうやら
無害のようではありました。
が。が。家の作りのあまさも手伝って、締め切っていてもどこからともなく大量に家の中に
進入してきて、雨の後など、ひどいときは一日百匹くらい、最初はパパもティッシュで捕っ
ていたのですが、それでは間に合わなくなり、小さいほうきとちりとりを買ってきて、それ
でかき集めてその都度トイレに流して退治していました。(ほうき&ちりとりで私も退治で
きるようにはなっていました)
特に雨が降っていた夜は、翌朝起きるのが憂鬱で、なぜかというと、洗面所やお風呂場とい
った水回り、それだけにとどまらず、リビングや玄関にも、壁に、特に壁のコーナーに並ぶ
ように何匹もはりついているのです。
朝起きると、ほうきでそれをかき集めることがしばらく日課になりました。
そんな日々が続く中、事件は起こりました。
その日も雨上がりの晴れた朝でした。ゴミ出しの日だったので、玄関からゴミを持って
出ようとすると、ドアを開けたとたん、玄関の足元がまさに「足の踏み場もない」という
表現がピッタリの「ニョロ吉くん」だらけだったのです。
「ヒョ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」と思いましたが、パパは出勤してしまっていたし、ゴミ
を出すには、そこを通るしかありません。
「ゴミを出さない」か「ニョロ吉を踏んでゴミを出しに行く」か悩みましたが、生ゴミを
次のゴミの日まで置いておくのはどうしてもイヤだったので、「ヒョエ〜〜〜〜〜!!!」
と思いながら、ニョロ吉くんたちを踏みながら震える思いで必死にゴミを出しに行きまし
た。あれから3年経ちますが、あの光景は、これからも忘れられそうにありません。
その年はニョロ吉の被害だけでよかったのですが、その翌年、引っ越した先の家では
ニョロ吉の季節が終わると、夏には蛾の被害に悩まされました。
蛾も玄関や窓も締め切っていても、隙間から侵入してくるようで、外出から帰ってくると
家の中の壁の高いところに10匹くらいとまっていたし、掃除をしているとカーテンの裾や
壁と床のギリギリのところにとまっていて、逃げ惑いながら掃除機で吸い込んで退治して
いました。
お友達には、映画に出てくる「タランチュラ」みたいな蜘蛛が出た、とか、ワラジムシ
が大量発生した、虫ではありませんが、ネズミが出た、といった話を聞きましたが、幸いに
も我が家はその手の被害はありませんでした。
ここまで書くと、キャンベラというところが、いかに自然に恵まれているかが分かって
いただけると思います。
キャンベラで随分虫に対して鍛えられましたが、それでもやっぱり虫嫌いは治りません。
息子の虫捕りもこれからますます本格化しそうなので、パパにお任せして、私はお留守番に
徹しようと思います。
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